黒川キヨ子さんの居合道

黒川キヨ子さんの居合道

黒川さんの居合の修行風景を特別に見せていただきました。

 

前・後・横に敵がいると想定して、斬る型。通常は模造刀で練習しますが、中には真剣で練習する人もいます。ちなみにこの道場では半数が真剣で練習をしていました。もちろん全員有段者。ここに来る人は、刀が好き、時代劇が好き、剣道をしている人などなど。

 

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現在、居合道昇段審査や居合道大会では、制定居合古流の型をします。制定居合は全日本剣道連盟が制定した居合道の形(現代流に仕上げた型)で、刀の角度・足の向きなど、動作が細かく指定されています。対して古流は各流派に伝承されている独自の業です。黒川さんの道場の古流の流派は、「無双直伝英信流」です。

無双直伝英信流(むそうじきでんえいしんりゅう)とは、江戸時代に長谷川英信が開いた流派。別名土佐居合とよばれていて、現代居合道界の二大流派のひとつです。

 

ちなみに、同志社大学も居合道が強いのです!

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この修練上の先生は、井下先生(剣道7段、居合6段)

黒川さん曰く、「その居合は味があるし、教え方も上手。居合の型の中に、気持ちを込めることを大事にする。マンツーマンで教えていただいたが、本当にいい時間思えた。自分の力を引き出してくれる。本当に勉強になります。」

 

今日は道場では、古谷昇(居合8段)さんがご教授されていました。曰く、「切った後は惻隠の情、憐みの心をもつ。目はまっすぐ相手を見る。戸板を水が流れるがごとく、動作は、丸みをとってスーッといくように。」

 

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ここで黒川さんにインタビュー。

金谷 「居合を始めたきっかけは」

黒川さん 「剣道を25年ぶりに始めようとしたら、周りが皆居合をしていました。同志社の先輩で香川県剣道連盟の理事、磯野京一先生(剣道7段)がいらっしゃって、この人のつてでこの道場に来ました。」

 

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「居合の時間は一番素直になれる時間。日常から離れられる。」

 

 

※ 黒川キヨ子さんのプロフィール

S55年 同志社女子大学 家政学部家政学科卒業。 剣道4段、居合道4段

 

 

(投稿:金谷 裕)