同志社フェアin熊本
同志社フェアin熊本に参加して
立春が近づいたとは言え、なお肌寒い1月29日・30日の両日開催の「同志社フェアin熊本」に参加しました。同志社創立140周年記念イベントとして、同志社ゆかりの地熊本にて、開催されたものです。
校友会香川県支部からは、田坂名誉支部長、木村堯さん、堺正和さん、竹村敏勝の4名が高松駅発8:55マリンライナーで熊本の地に向かって出発しました。熊本駅新幹線口に降りると、折しも、校友会本部前会長秋田まち子さん、愛媛県支部続木支部長と旧知のお顔があり、ご挨拶後、会場の九州学院のチャペルへと向かいました。九州学院は初代院長他数名の院長が同志社出身と言うことも有、そのご縁で「九州学院ブラウンチャペル」をお借りしての地域交流イベントが開かれました訳です。
29日・15:00から、村田学長の主催者挨拶と九州学院阿部院長の共催者挨拶で始まり、ひき続いて、鼎談「熊本バンドを語る」に入りました。鼎談のお三方は石川 立(同志社大学神学部教授・キリスト教文化センター所長)、湯浅康毅(新島学園理事長)、内村公春(ジェーンズの会会員/社会福祉法人慈愛園理事長/前九州学院院長)です。新島襄・同志社、安中教会、安中・湯浅家、熊本・徳富家、群馬県・伊香保との歴史的繋がり等のお話がされました。その後は、京都から来熊の現役同志社グリークラブ団員によるカレッジソング他の演奏が行われましたが、いつ聞いても、母校のカレッジソングは感動ものです。
29日・18:30からは、地域交流レセプションが、「ホテル日航熊本」で開催され、当日参加の多数の皆さんとの懇親をはかりました。ワイン、ビール等の酒類、地場産の料理、スイーツ等等もふんだんにあり各所で大変盛り上がった状況が見られました。勿論、最後は現役グリークラブ団員リードのカレッジソングで締めです。
なお、当日は終日の雨で、会場移動は大変でしたが、隣県福岡県支部の仕立てバスに便乗させてもらい、大いに助かりました。渕上福岡県支部長ありがとうございました。
30日・翌朝は、両日イベントの両輪である「早天祈祷会」です。熊本駅前「ホテルニューオオタニ熊本」に集合して、6:00に出発しました。行く先は、熊本バンド結成の記念地である、市内「花岡山」です。
日の出前の未だ暗い中ではありましたが、我々の到着時には、既に立錐の余地も無いくらいの人出があり、九州学院の生徒もバスにて多数参加して、厳かな雰囲気の中で粛々と行われました。
早天祈祷会の内容をご紹介いたしますと、参加者一同による讃美歌260番から入り、聖書朗読、祈祷、山口昌哉氏による「奉教趣意書朗読」、等々と続き、最後に難波信義(熊本草葉教会)のご挨拶で閉会となりました。ご存知の通り、草創期の母校同志社に入校した熊本バンドが今日の同志社の礎を築いたと言っても過言ではありません。
また、昨日の雨も「早天祈祷会」に向けた天の配剤により、昨日と打って変わった晴天となり、大いに盛りあがったことを、申し添えておきます。
30日・10:00からは、「ゆかりの地ツアー」です。徳富蘇峰・蘆花旧邸(徳富記念館)、ジェーンズ(熊本洋学校教師・熊本バンド生徒を教えた。)邸、草葉町教会を巡りました。また、同教会では、ジェーンズ先生ご指導のレシピ(当時の日本では、熊本でも栄養学を考慮した食物をとっていなかった)のシチュウを御馳走になりました。
両日の、イベントを終えて感じたことは、ご当地・熊本と同志社との縁を大いに感じさせられたことです。今後また、このようなフェアが有れば是非とも参加したいとの思いを抱いて、熊本の地を後にしました。
(文 竹村敏勝)