「この人、八田英二高野連会長じゃない」
「春の甲子園」決勝戦中継ハプニング
八田英二新総長を迎えて、同志社校友会の総会が近づいてきた。八田英二総長は日本高校野球連盟の会長を兼ねている。この春の高校野球決勝のテレビ中継でこんなハプニングがあったのご存知ですか?
今年の「春の甲子園」選抜高校野球決勝は大阪桐蔭か履正社か・・・大阪勢同士の強豪校激突で大いに盛り上がった。試合は土壇場に大きなドラマが待っていた。大阪桐蔭は3―3の九回、代打の2点本塁打で勝ち越し。さらにこの回一挙3点を加えて突き放した。履正社は八回に適時打で3点を挙げて追いつく粘りを見せたが、エースが最後に力尽きた。大阪桐蔭、8-3の輝く5年ぶり2度目の優勝だった。
この日、いつもながらワクワク・どきどきしながらテレビ中継を見ていた私、閉会式の講評のシーンでびっくり!!画面下にはテロップで「日本高等学校野球連盟会長 八田英二」と出ているが見たことのない人が講評をしている。「この人、八田英二高野連会長じゃない」(*写真を見てください*)。普通、この講評は高野連の会長がするのだが、場内アナウンスでは「はじめに、越智隆弘 日本高等学校野球連盟副会長から講評があります」とあり、八田英二会長、どうしたんだろか?急病かなと大いに心配した。
この日は4月1日でエープリール・フール。嘘が許される日とか!海外ではお堅いイギリスのBBC放送が「空飛ぶペンギンが見つかった」とか「イタリアではスパゲッティが実る木がある」とか報道して話題になった記憶があるもので、これもジョークかな、でもおかしいなーと思った。
「あっつ、そうか」すぐに私には八田会長がテレビ画面に現れない理由がわかった!今年の決勝戦は3月31日の予定が天候不順のため1日順延になり4月1日に行われた。4月に入れば年度替り、同志社大学では入学式が行われた。(大阪の親戚の子がめでたく同志社に合格して4月1日に入学式があるんで、ご両親のみならず祖母も、即ち子-両親-祖母と三代連れ立って入学式に行くんだと大喜びで話してたのを思い出した。)八田英二新総長、こちらを抜けるわけに行かない。そこで高校野球の閉会式講評を副会長に変わってもらった。テレビ局はこのことに気づかず事前に準備したままのテロップを流したハプニング、春の椿事であった。
法学部38年卒 中村勝彦